📝自己紹介

インフラエンジニア・Oさん

1992年生まれ、32歳。

大学卒業後、様々な業種を経てIT企業に就職しました。

インフラエンジニアとしてキャリアをスタートし、サーバー構築、設計に携わっています。

過去にはe-sportsに真剣に取り組み、格ゲーの国内大会で上位入賞経験もあります。

アワーズシップはIT×e-sportsを運営していることや、『ギブアンドギブの精神』、『仲間と助け合い高みを目指す』という価値観に共感し、ここでなら自分の力を発揮しながら、心から働くことを楽しめると感じ入社を決めました。

👀趣味:ゲーム、サッカー


👨🏻‍💻 はじめに

私は直近の案件で、AWS上のRHEL9環境に構築されたDb2 LUWの移行プロジェクトに参画していました。

移行作業や障害調査、HADRやPacemakerの動作確認を行う中で、日常的にLinuxコマンドを利用していました。

Linuxコマンドの解説記事は数多くありますが、「実際の案件でどのような場面で使ったのか」という視点で紹介している記事は意外と少ないように感じます。

そこで今回は、私が現場で特によく利用したLinuxコマンドを、実際の利用シーンとあわせて紹介します。


① df -h

【どんな時に使ったか📝】

移行先サーバのストレージ容量確認や、Db2のデータ領域である/datafsの使用率確認で頻繁に利用しました。

特に本番移行では、ロード後にディスク容量不足が発生しないか事前に確認することが重要です。

【見るポイント👀】

・使用率(Use%)

・空き容量(Avail)

・マウントポイント


② free -h

【どんな時に使ったか📝】

Db2のロード処理実行中や、CPU100%事象が発生した際の調査で利用しました。

Linuxでは空きメモリだけを見るのではなく、availableの値も確認することが重要です。

【見るポイント👀】

・Available

・Swap使用量

・メモリ逼迫の有無


③ ps -ef

【どんな時に使ったか📝】

Db2インスタンスが正常に起動しているか確認する際に利用しました。

Db2ではdb2syscプロセスが存在するかを確認することが多いです。


④ tail -f

【どんな時に使ったか📝】

Pacemakerログやmessagesログをリアルタイムで監視する際に利用しました。

障害試験中はほぼ常時実行していました。


⑤ history

【どんな時に使ったか📝】

障害発生後の原因調査で利用しました。実際に「誰がどのコマンドを実行したか」を確認するために利用するケースが多くありました。


⑥ du -sh

【どんな時に使ったか📝】

どのディレクトリが容量を消費しているか確認する際に利用しました。


⑦ grep

【どんな時に使ったか📝】

ログ調査や設定ファイルの確認で毎日のように利用していました。

特にDb2やPacemakerの障害調査では、膨大なログの中からエラー箇所を探す必要があります。

ログを1行ずつ確認するのは現実的ではないため、grepで必要な情報だけを抽出します。


⑧ vi

【どんな時に使ったか📝】

設定ファイルの編集やログ確認で利用しました。

Linux案件ではGUI環境が存在しないことも多く、サーバ上で直接ファイルを編集する場面が頻繁にあります。

そのため、最低限のvi操作は必須スキルだと感じています。

【よく使う操作💡】

挿入モードへ移行「i」

保存して終了「:wq」

保存せず終了「:q!」

文字列検索「/検索文字列」

次候補へ移動「n」

行番号表示「:set number」


⑨ cp

【どんな時に使ったか📝】

設定ファイル変更前のバックアップ取得で頻繁に利用しました。

設定を変更する前にバックアップを取得しておくことで、万が一問題が発生した際にもすぐに元の状態へ戻せます。


⑩ diff

【どんな時に使ったか📝】

1号機と2号機の設定差分確認で利用しました。

Db2案件では、サーバ間の設定に差異がないか確認する場面が多く、非常に実務的なコマンドだと感じています。


🗨️ まとめ

Linuxコマンドは数百種類ありますが、実際のインフラ案件で毎日のように利用するコマンドは限られています。

私の場合は、今回紹介したコマンドだけで移行作業・障害調査・運用確認の大部分を対応していました。

これからLinuxを学ぶ方は、まずコマンドを暗記するのではなく、「どのような場面で使うのか」を意識しながら覚えることをおすすめします。

実際の案件での利用シーンと結び付けて学ぶことで、知識としてだけでなく実践的なスキルとして身につきやすくなると思います。